midunolog

日記を書きたい

Keychronキーボード買った

電池式駆動の限界

以前からApple純正の外付けBluetoothキーボードを使っていた。

薄くて小型で傾斜もちょうど良く申し分なかったが、なにぶん旧式なので、USB充電などという気の利いたものは無く、数ヶ月に一度の電池交換を強いられていた。

単三電池が2つ必要なのだが、単三電池といえば必要なときに限って無いもの筆頭である。Eneloopみたいな充電池も試したが、必要なときには既に充電がトンでいるのがオチだった…

Keychron K2

というわけで買いましたKeychron K2。4月に買って5ヶ月くらい使っているけど、概ね満足している。

僕が買ったのは Keychron K2 の White Backlightオプションで、軸は茶軸(Brown Switch)にした。

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Keychron K2

本体の$69+配送料の$20で合わせて¥10,020だった。相場がわからないのでなんとも言えないけど、個人的には送料のこと考えるとこのくらいで収まって良かったなという感覚。

White Backlightバージョンを買ったのでABS樹脂製の本体しか選択肢が無かったのだが、そのおかげで重量もアルミverほど重くなく、気軽に持ち上げられたのは嬉しい誤算だった。作業机と食卓を兼用していて、場所を開けるために頻繁に動かす必要があるので軽いほうが嬉しい。

カニカルキーボードの知識はHHKB程度しかなく、エンジニアさんが使うなんかごっついやつみたいなイメージだったけど、この子はコンパクトでかわいい感じだった。幅も今まで使っていたApple Keyboardとそう変わらないので机上の配置もそのままに導入できて良い。

今までこの手のキーボードを使ったことが無かったので、使ってみるまで結構不安だったのだが、存外メカニカルキーボードの打鍵感が心地よくて驚いている。押してる感が強いので、以前よりも手元を見ずに入力できるようになった。あと単純にッターンってできるのは気持ちいいね。

いや〜いい買い物したな…と思ってたのだが、実はひとつ問題があった。

茶軸と赤軸

自社では自作キーボード界隈が存在しており、そこで語られていた「軸」のことが以前から気になっていた。

自分自身、キーボードを自作するほどの気概は無かったが、軸というカスタム要素が存在することに興味が湧いたのと、ちょうど佐野さんの記事見てKeychronを買おうか悩んでいたこともあり、試しに游舎工房までテスターを触りに行ってみた。

ポチポチ色々押してみたところ、押し心地なら茶軸、静音性まで考えるなら赤軸も許容できそうだったので、Keychron K2では一旦茶軸にしたんだけど、家に届いて試しに使ってたその日の通話中に「めっちゃカタカタ音するw」って言われてしまった。

茶軸なのでまぁそれはそうなんだけど、買うときに他人に聞こえる音のことを全く考えていなかったので、完全に盲点だった…

赤軸にすればよかったかな…とか考えつつしばらく使っていたある日、こんなのが目に入ってきた。

camp-fire.jp

Keychron K1

赤軸が選べて、しかも以前つかっていたApple Keyboard並に薄い、、

Keychron K2をちょうど3ヶ月くらい使ってパームレスト無しの運用に若干の懸念も感じていたタイミングだったので、気になって買ってしまった。

自分はUSキー配列で問題なかったので、普通に公式サイトから買うことにした。

テンキーが不要だったので「87-key」を選択。あとは静音性のある「赤軸(Gateron Low Profile Red)」+「White Backlight Aluminum Body」の組み合わせにして、 本体の$69+配送料の$20だった。$表記上はK2と同じなんだけど、外貨換算レートが当時と異なるので、自分が買ったときは¥9,847で買えた。

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Keychron K1

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机下のコード汚いけどゆるして

めっちゃ薄い。

そして赤軸も静かでいい…いい、、ん、だけど、これあれですね。 打鍵音が静かということはつまり、ゆっくりキースイッチが沈むということであって、ゆっくり沈むためには押す力に対してある程度の抵抗が生まれるということで…

実際に使ってみると、K2とくらべてドキュメント書くときのスピード感がぜんぜん違ってくることに気づいてしまった。

矢印キーも遠くなったので、カーソル移動で若干もたついてしまうのと、K2でバックスペースがあった位置にinsキーがあるので度々誤爆してしまい、ブラインドタッチもおぼつかなくなってしまう。いや、K1が悪いわけじゃないんだけど…

使ってみてわかったところは他にもあって、87-keyにしたことでK2よりも横幅が広くなり、置くスペースが必要になってしまったことで、ホームポジションをずらすかマウスをもっと遠くに配置する必要が出てきた。他にも、実は背面に高さを調節する機構が存在しない(←事前の調査不足)ので、傾斜が足りずに押しにくい角度のまま使わざるを得なくなったりした(←薄さがウリなのでそれはそう)

おかしい…こんなはずでは……買ってまだ3日しか経ってないのに…

ただいまK2

そんなわけで今はK2に戻して使っている。

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オカエリ

パームレストがないことの懸念はありつつも、先述のように頻繁に動かす必要があるので実際邪魔になりそうなんだよなぁ…と躊躇している。腕を痛めたら買うと思います。

音はもう気にしないことにした。まぁ通話なんて毎日数時間程度なので、その間配慮できていればいいということにした。そのうち各社通話ツールでノイズキャンセリングが実装されることを期待している。 (Krispも試したけど、不具合が多くて諦めてしまった…)

人生初のメカニカルキーボードとしてはいい買い物だったと思っていて、在宅勤務のおともとして毎日使っている。 日々使うものはテンション上がるものが良い。気になった方は買ってみるといいと思います。

PS

Keychron K1は買って3日で使わなくなったけど、K2のほうは買って3日で牛乳こぼした。

牛乳こぼしてもちゃんと乾かせば問題なく使えるので、いいプロダクトだと思う。

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キーボード天日干し