midunolog

日記を書きたい

移動

考えることと止まっていることがだいたいセットになっている。

とくに乗り物に乗って移動している時なんかは止まりながら動いていて、しかも考えている状態になって面白い。

綺麗な景色が見えて感動するときも、それに類似した何かを思い出してから感動するので、つまり感動するのと思い出すためにかかる瞬間がほぼ同時になっていて、そのあとその記憶について考えることに移行する。

 

新幹線に乗って移動するときは数時間かけて窓から外を眺めながら考えていることが多く、その時間が割と好きである。  

見えた構造物の構成とか、一瞬川辺にいた老人の目的とか、線路沿いに出稿された地元の広告の意図とか、めちゃくちゃどうでもいいことが次から次へ浮かんでくるので思ったよりも暇をしない。

何かを考えるために移動したい。旅行の大半はなにかを考えていて、写真を撮った一瞬しか何も考えていない瞬間がない。あとは寝るだけ。