midunolog

日記を書きたい

他人の思想

年末年始は実家で過ごす縛りにより、平時よりも極限状態に近い心理状態になるのですが、そういう極まった人間が次にどういう行動を起こすかというと、とにかく過去を振り返って思い出に浸ったり、大事なメモを見返して自分を見失わないようにするという行動をとります。

 

つまり具体的には、自分や他人のブログを読み返したり、リプライ欄を全部遡ったり、Evernoteの雑記や知見メモなどをひたすら眺めるということをします。というわけで、していました。

 

インターネットを本格的に使い始めたのは6.7年前なのですが、そこから振り返ってみると、自分を取り巻く環境はもちろん、文体や興味関心の変化、活動範囲の変化などの変遷が観測できてひじょうに面白みのある暇つぶしになりました。

 

遡っていて印象的だったのが、こんな移り気な自分にも何年も前から変わらずお付き合いさせていただいている方がいたり、ご自分の思想や信念が何年も前からブレることなく続いている方がたしかに存在しているということでした。

ありがたいことであり、素晴らしいことです。

 

それでふと自分に立ち返り感じたのが、これまであまり思想を残して来なかったような気がするというものでした。

Evernoteのクリップなどから見るに、自分は「他人の思想」に興味関心があり、それらを好んで収集、反応していたことがわかりました。

しかし、自分のこれまでの日記のコンテンツは主に「何かに行った、何かをやった」といった行動の記録であり、考えを放流するようなことはあまり能動的に行なっていなかったように感じています。これは何だか勿体無いように思いました。自分のこの日記こそ、他人から見た「他人の思想」ですし。

 

そういうわけで、これからはどこかに考えを放流する場所を作って(ここになるかもしれませんが)流していこうと思います。

それがまた誰かにとって何か得るものになれたなら素敵ですね。